琉球漆器の歴史的なルーツを中国におくという考え方と共に漆の文化が日本では独特なものがあることも書いています。

琉球漆器と漆の文化の不思議さ

琉球漆器と漆の文化の不思議さ

琉球漆器と漆の文化の不思議さ 琉球漆器は非常に美しいもので、そのルーツは何かと考えてしまいますが、普通は古代中国が先進国で近代までアジアで最先端の大国でしたので、漆の文化も中国で生まれて、それが朝鮮や琉球や日本に伝わったのだろうと思います。実際に中国の遺跡からは6000年前の漆が見つかっているということで、それらが各国に時代が下がるに従って伝わったというのは常識的な推測です。しかし日本で見つかった漆の年代を調べてみたところ、北海道の遺跡から発見された漆は9000年前のものだったそうで、それも驚きますが、その後福井県でも12000年以上前の漆の枝が見つかったということでした。それらは高度な技術で食器や船などに使われたということでした。

そうなると琉球漆器も中国などの影響はあるとしても、もっと古い時代からあったのではないかという可能性もあります。もともと日本との交流も当然あったでしょうから、これからどんな発見があるかわからないということで、そのことも興味深いと思います。しかし現実的には今目の前で手にできる琉球漆器が私達にとっては現実ですので、それらの時代やミステリーに思いを馳せながら、観光旅行でも琉球漆器や琉球陶器などにも興味を持つとおもしろい旅ができると思います。